3か月休職してた間にやったことのまとめ
背景
- 今年2016年1月から入ったプロジェクトで、ちょっと体調崩して休職した。
- 当初は休職するつもりはなく、朝起きれず会社行けなくなったのが問題というか症状だったので、時差出勤を上長から提案してもらい、会社に希望してみた
- 会社から心療内科からの診断書を提出するように言われ、診断してもらったところ「休職を強くすすめる」と言われてしまう。休職開始。
- 当初1か月で復職するつもりだったが、最終的に3か月もお休みすることに。
- この3か月でやったこと、変わったことなどをまとめようと思う。
- 特に起承転結や面白変化はないです
やったこと
読書・ドラマ鑑賞
黒柳徹子のトットシリーズ
NHKでやってた「トットてれび」が面白かったので、原作(というか徹子自伝)を読んでみた。
「トットてれび」自体は、あくまでエンターテイメント作品として、誇張や過剰演出も含めて楽しんだ。一方こちらのトットシリーズは、黒柳徹子本人の語り方がとてもうまく、ノンフィクションとしてもちょっとしたオーラルヒストリーとしても楽しめた。
テレビという古くて新しいメディアの重要人物がまだ生きており、存命中に大きく注目されているというのはとても面白い現象だと思う。
ゲゲゲの女房
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なんとなくhuluでやってたから見始めた。普段あまりテレビドラマ見ないが、これもまた面白かった。
トットシリーズよりもさらにエンターテイメント志向で、オーラルヒストリー的な見方はほとんどできなかったものの、向井理も松下奈緒もとても良い演技だったと思う。
すべての人が水木しげるのように成功するとはとても思えないのは差し置いても、波乱万丈の中でも好きなことを一生懸命続けることの苦しさ・楽しさ・大切さを感じられる作品だった。
日本会議の研究
安倍政権のネトウヨ臭が気持ち悪いとずっと感じてきたが、そんなモヤモヤを少しだけスッキリさせてくれたのが本書。
安倍政権の後援(ロビーイング?)団体である日本会議の簡単な歴史と現状を資料とインタビューから丁寧に追いかけて記述。60年代から続く生長の家学生運動の担い手が地道に草の根運動を続けて現代まで生き残っているというのはなかなか衝撃的な内容だった。一部、日本会議の会誌やホームページの記述をそっくりそのまま引用して論を展開するなど、史料批判がやや足りていないように感じたものの、後続の研究者たちへの先行研究として十分な内容だったと思う。
あと直接関係ないが、読後の感想として、日本にまともなリベラル団体・政党がいないのは、思想云々以前に、単純に活動の担い手が事務能力・組織運営力などが足りてないだけなんじゃないかと思った。
スキルアップ勉強系
Rails5
ある尊敬する先輩から声をかけられて、RailsでAPI作る機会をもらったので。
残念ながら自分の体調のせいもあり最後までその仕事はできなかったが、久々にRails熱が出て簡単なアプリを作ろうかなと考えれるようになってきたのでトライ。
現在expired(仮)という、著作権の失効した小説家や書籍の情報をまとめた検索サイトを作ろうとしており、rails5で簡単なAPIを作った。
テストもReadmeもなく、まだ1リソース分のGET部分しかできてないが、少しのコーディングでイケてるAPIができるというのはとても楽しい。rubyの書き方やDRYな感じも大好き。
やっぱり自分はruby/rails書いてる時が楽しいということを再確認。
フロントを作りつつ、続きを実装しようと思う。
dot install
今更ながら、boot strapってどんな雰囲気だったかなと。
vim
昔1回やったものの、ほぼ忘れてたので2週目にトライ。
vimになれると、hjklで画面スクロールしようとしたり oとかOで改行しようとしたりしちゃう。
プラグイン周りはdeinを入れて遊んでみたものの、まだvim scriptはよくわかっていないので次はその辺を勉強したい。
C#
全くやったことないので、ひとまず入門書を読み漁った。
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独習C#はまだ途中だが、Javaとrubyが好きなら結構楽しめそうな気がする。
facebookで友人たちがXamarin Xamarin言ってるのを見て、面白そうだと思ったことがきっかけなので、最終目標はC#でスマホアプリを書くこと。
React
APIはサクッと作れるものの、最近のフロントエンドエンジニアリングにさっぱりついていけてないのにコンプレックスを感じてきていたので、勉強開始。
本当はriot.js がやりたかったのだが、まずはその前提となっているReactの考え方を学ぶ。
Reactに関してはたくさん記事があるのでそれらを読みふけりつつ、まずは本家のtutorialを試してみた。
やってみて、htmlとjsが悪魔合体しているのに最初は違和感あったものの、動かしてみると悪くない感じがする。しかもこれでパフォーマンスが向上するとなると、使わない手はない。
Reactは考え方が新鮮で、時系列データフローをストリームリストとして一括処理することでプログラマを状態管理から開放する、などとても面白いのだがうまく説明できるほど理解できていないので、詳しくは伊藤直也さんの記事を貼っておく。
ゲーム
hearth stone
・arenaで11勝までいった。レジェンダリもらえる15勝まであと4勝。
・Rankingはまだ10前後なので、好きなWarlock以外のヒーローにも慣れて、ゲームメイキング力をもっと身につける必要あり。
・とはいえ、hearth stoneやればやるほど、4割〜5割くらいは運ゲーだと感じてくる。Magic The Gatheringはその点のバランスがやっぱりすごかった。
家事
- (毎日)洗濯
- (毎日)朝・夕食の買い出し、準備、後片付け
- (週1回程度)掃除
をやるようになった。結果、特に料理系でスキルアップしたかと思う。
□料理スキル up!
・食材を切る、炒める、焼く、煮こむなどの一つ一つの作業の熟練度
・献立のストックが増えた
・鍋に火をかけながらレンジを回し野菜を切る、などのマルチタスク力
-> 今まで「あんたの料理まずい」と言っていた嫁から、100点満点中90点くらいの料理評価をもらえるようになった。
□買い出しスキル up!
・安いスーパー・食材を探す能力
・冷蔵庫の残り物を思い出しながら、クックパッドでレシピを検索する能力
-> 外食を除く食費を月1万円くらい減らせた
禁煙
4月頭から現在まで、約4か月継続中!!(飲み会での2回除く)
飲み会出席
休職中でも、3か月で結婚式2回と飲み会5回誘ってもらえるなど、意外に良い友達に恵まれてるなと感じる。
ただ、飲み会中にタバコを吸うと、翌日吐くようになるなどなんか体質変わった気がする。
体重
3か月で約10kgアップ。
今まではBMIが22くらいで自分はギリギリデブじゃないと思っていたが、最近測り直したら25以上あって、完全に肥満です(´・ω・`)。
ジョギング
500mくらい走ったらもう疲れて嫌になっていたが、最近は3kmくらいならなんとかいけるようになった。
以上。
こうやってみると、3か月も休んだ割にあんまり大したことしてない気がする。
旅行行ったりとか、サービスとかアプリを完成するところまで作りきったりとかしたかったなという気もするが、休み休みなのでこんなもんか。
そんな感じで、特にオチはないです。
「バカ」の類型
もう徹子の部屋がやってる時間になった。
昨日は飲みすぎたせいで、深夜に気持ち悪くなり吐いてしまった。20代の頃は全然平気だった酒とタバコも、用法用量を間違えると頭痛と吐き気がひどい。30過ぎてから、ひしひしと老いを感じる。
さて、昨日友人と飲みながら
・outputってホント大事
・日々の雑感でも、書き溜めていけば仕事につながるかも
・30分とか短い時間で書く。というか、その時間で書ける程度の内容で書く習慣をつけとくと良さげ
みたいな話で盛り上がって、結果ブログラリーを始めてみようという話になり今に至った。
inputが多くoutputが苦手な自分にとってはとても魅力的な提案で、書物業をやってる友人ほど面白いネタは思いつきそうにないが、無い頭を絞りつつ始めてみたい。
アカデミズム界隈でたまに耳にする、
「バカの相手は疲れる」
「本名でネットに意見を垂れ流して、バカだと思われたくない」
という意見について。
自分のようなしがないエンジニアにはあまり馴染みがないが、
大学教員や書物業をしている人たちは、あいつは賢いとかこいつはバカだと思ったり思われたりすることにとても神経質だ。
彼らに対する世間の扱いを順を追ってみると
1. あいつは専門家だ、賢そうだ (業界の噂、著書、テレビ出演、ブログなどoutputから着目される)
2. 話が面白そう、 意見を聞きたい (ニュース記者、編集者などマスコミからの評価の発生)
3. さらに本や新聞で論考を出す、テレビでコメントする 、ギャラや印税をもらう(さらなるoutput、1へ戻る)
という商売の根幹を支えるブランディングなので、日々他人を評価しつつ評価されることに怯えているとも見れる。
そんな彼らにとって、「バカだと思われる」ことは死活問題で、他人のバカなところがよく見えるのはよく分かる話だ。
バカの定義を確認すると、
らしい。
よくよく見ると、これらの定義は結構主観的だ。
あいつは『愚かだ』とか、『社会的常識に欠けている』というのはある視点から評価したことに過ぎず、客観的にバカと決めつけることはこの定義だと難しそうだ。
そんな中で、客観的な「バカ」について論じた有名な著書がある。
有名な本なので、ご存知の方も多いと思う。
つまりあの人たちとは話が合わないという「一元論」が「バカの壁」の元凶であり、アメリカ対イスラムの構造や日本の経済の停滞などもすべてこの理論で説明される
すべてこの理論で説明されるかどうかは措くとして、当時自分がこの本を読んで思ったのは、バカの壁とは「これ以上深掘りするのやーめた、」という瞬間のことなのではないかと思った。
例えば、日本の数学教育を例に挙げると、
1 : 小学生なら足し算引き算分数の掛け算割り算ができる
2 : 中学生なら因数分解や二次関数が分かる
3 : 高校生なら
-> 理系なら、極限や行列など文系よりも広い範囲
ここからさらに理系の高等教育機関や専門職に進めば、もっと高度な範囲を際限なく学ぶ事になるだろう。
ここで「バカ」の定義を単純化して、
小学生は中学生よりバカ、文系は理系よりバカというように知識の範囲でバカを定義してみたい。
こう考えると、ある事柄(例えば数学)について、長い時間を費やせば費やすほど「バカ」から離れる(賢いとされる)。
そして小学校から中学、高校、あるいは大学と学ぶうちに、どこかで「もう数学はこれ以上勉強しなくていいや、やーめた」と思う、思考停止する瞬間があるのではないかと思う。その瞬間から学ぶ時間はほぼゼロになり、学び続けた人と比べて「バカ」一直線の道を歩むことになる。
とここまで書いたものの、時間をかければ無限に賢くなるというような単純化は無理があるし、この話の流れだとそもそも数学の専門家以外は全員バカということになるが、もちろんそんなことはない。
話をアカデミズム界隈に戻す。
「バカ」から離れ続けることを生業としている人たちが自分の「賢さ」をアピールするためには、「バカ」にできない時間のかけ方が重要になるのではなかろうか...
...話がオチていない気がするが、そろそろ30分経った。久々に長文を書いたリハビリとしてある程度満足したので、終わることにする。
Hello
Hello yamamoto